古くは「JM」の拷問シーンや「ハンニバル」の食人豚や脳みそディナー、最近は「ボーンスプレマシー」のカーチェイスで目が回ってしまい、刺激的な映画を見るのもギャンブル。今回の「シンデレラマン」も主人公がボクサーという関係上、試合のシーンでドキドキが多いのは承知していたが。パンチが痛いわ、重いわでクラクラした。傍観者じゃいられないんだもの。それほど主人公にのめりこんだということかな。
ワイルド・・・というかキタナ系の男くささに美声を持つラッセル・クロウ。ハリウッドにおける大物揃い年の1964年生まれで、どの役をやっても「そのもの」と思える不思議な人だ。映画の内容には関係ないんだが、案外脚線がスラッとしてるのにはハッとした。15ポイントアップ。ついでに試合前のロッカーでスーツにブラシをかける姿になぜか萌えた。
妻役のレネー・ゼルウィガー。トム・クルーズの「Show me the money!」の映画で子持ち(その子供のかわいさも武器)のチマチマした元同僚・その後恋人を演じ、プロモーションで来日したとき、インタビューをしたフジのアミーゴ伊藤(だったかな)はメロンメロンになっていた。それを見て「食えないやつだ」と思い込んだのを皮切りに、なぜか出演作品をあらかた見てしまった結果「目標意識の高いがんばりやさん」という位置づけに落ち着いたという、私にとっては好きなんだかそうでないんだかわからないお方。「ブリジットジョーンズ」の1や「ベティ・サイズモア」なんかは素直に彼女ならでは!サイコーだなーと思える。今回一番良かったシーンは、ボクシングの真似事で遊ぶ夫と子供たちに怒鳴りまくるところ。あそこは良かった。この妻「夫を立て、精神的に根っこから支えることができるできた女」で「かわいく賢く」て、妙〜にコンプレックスを刺激され「レネーよ、昔のファッションが似合うのはよくわかりましたから!」「枯れた声でいじらしいせりふをつぶやくのは他の映画でも見ましたから!」と、なぜか途中心で叫びつつも「こういう映画に出られるのは今までの頑張りの結果だよな」とボーっと考えたりして、今回彼女に関しては「まあ普通」という結論に終わった。
オスカー俳優と監督が作る超感動話題作というと、それを生かすための強力な脇役も当然必要だが、今回も、でたでた。
画面に出てきた瞬間うれしくなったのはポール・ジアマッティ。役柄のためか?体重を増やしたようで、シャツからはみでた首と顎肉がやわらかそう。所持金ほぼゼロになってしまう主人公一家とは(一見)違う暮らしぶりを反映させてるのだろうか。リングサイドで顔を紅潮させ声援を送る姿が効果的に盛り込まれ、見るたびに感情移入した。ビシッと決めたファッションもお似合いで。なぜかクールビズなんてくそ食らえと思ったりした。
次にヘビー級チャンピオンのマックス・ベアを演じたクレイグ・ビアーコ(Craig Bierko)!さすがに不敵な個性をまきちらしていたので調べると、なんとなんと「アリーマイラブ」にも出ていた。しかもあの「フガフガ豚バナ笑いの男」だった!なーんか見たことあると思ったら、そーかそーだったのかと、うれしくなった。ビデオ探してみよっと。
そして、出てきてしばらく顔を見ているだけでイラついてしょうがなくなり、ひとつ思い当たったらそうだったのは「イン・アメリカ」の旦那役をしていたパディ・コンシダイン(Paddy Considine, 今名前を知った)。なぜこの人を見るとムカつくんだろうと途中真剣に考えてしまった。「イン・アメリカ」では確かに情けなくどうしようもない部分がある役で、劇中いやでいやでしょうがなかったのだが、たぶんそれだけでなく私にとって生理的にイラつく面構えなんだろう。理由がないだけに申し訳ないし、自分でも理解不可能。
彼らの年齢構成。ラッセルとクレイグが1964年生まれ。ポールが3つ下。パディが1974年生まれ。外国人&役者ってわかんないなー。
結論:オフィシャルページの感動コメントのようなものは感じなかった。ボクシングシーンのくどさ&点滅する画面(苦手)と、役者に対する邪念のため?よく比較されているのでするならば、「ミリオンダラーベイビー」のほうが断然良かった。
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