キングアーサーで見たときよりずっとステキな、クライブ・オーウェンの罵倒にうっ
とり。
雑誌かwebか記憶が定かでないのだが、この映画「クローサー」に関する
クライブ・オーウェンのインタビュー記事を既に読んでいた。ジュード・ロウ演ずるダン役を、元ネタである舞台バージョンでは既に経験済みな彼。
映画で今度は医者のラリーをやるにあたり、楽しみなシーンが。 ジュリア・ロバーツ演ずる写真家であり妻、アンナのダンとの浮気を、詳細に至り白状させたあげく
「出て行けこの売女」と罵るのが快感・・・みんなはそういうの嫌がるけど、自分は
楽しいんだ!
・・・なんて言ってるのを読んで私も楽しみになってしまい、おかげ様でそこはたっぷり
堪能した。
ひとり、圧倒的な若さのオーラを放つナタリー・ポートマン。
このトレーラー(Quicktimeの予告ページへ)でも見ることができるが、ストリッパーモードでピンクのウィッグを
つけた、ナタリー演ずるアリスが見せる慈愛と影と妖しさに満ちた笑顔。
アホな恋人ダンの聞きたくもない告白に、レオン(個人的に思い入れは全くないが)の頃を
彷彿とさせる素顔でボロズタな姿。アンナと恋人ダンの間の密かなキスを野生の勘で嗅ぎ取り、
直後の現場で涙する姿。そしてそれを撮るアンナ。すごい。かくしてその写真は、アンナの写真展で
壮絶な輝きを放つ作品となって再度登場する。(部屋に置きたい!)
この映画、セリフが多く、しかも露骨で激しい。それがやけに新鮮。 当初の候補だったケイト・ブランシェットが妊娠により決まらず、その結果アンナ役を演じたジュリア・ロバーツ
だが、ナタリー・ポートマンとの組み合わせにおいては、これで良かったように感じた。美形なジュード・ロウは、まだら髭でいつもぐずぐずな様子がなかなか良い。
これがまた性格、行動ともぐずぐずな奴で、どうしようもない。
「真実」を追究するあまり、浮気をバカ正直にアリスに申告し、自ら修羅場を招くシーンでは、
申告された側(=アリス)にめちゃくちゃ感情移入。
浮気はされるわ、別れたくなくても、もはや引くしかないわ、泣いて謝られて相手は自分に
酔ってて冷めるわで、しかもなぜか自分が出てかなきゃならない。デジャブかと思った。
もっともそこまでの経験はなかった・・はず(時ぐすりが効いたらしい)。
そこからアリスに感情移入したので、最後、NYにひとり帰り新たな生活を始める姿を見て、
嫉妬と羨望を抱く。まったくもって、人生これからなんだもの。
ロンドンに残った(元々の住人)オトナの3人は、これからどうしていくんだろうか・・
この映画でクライブ・オーウェンの魅力をやっと理解したので、出演作一覧を見た。ベント、ゴスフォード
パーク、ボーンアイデンティティー(2は見た)、すべては愛のためになど、
見るのを先送りにしてた映画がたくさんあった。(平たく言えばキングアーサーとグリーン
フィンガーズ以外は手付かず)うれしい。
そんな「クローサー」、本国の舞台ではこんな舞台デザインだったというのが、theatredesign.org.ukで見られます。
水族館!(喜)
日本での舞台化の様子は、演劇◎定点カメラさんのサイトで検索をかければ、
見られます。(アンナ役に高橋ひとみさん)
*写真はCorbisより
最近のコメント